世界遺産紹介

ビクトリアフォールズ
VICTORIA FALLS NATIONAL PARK
ビクトリアフォールズ ビクトリアの滝はアフリカで4番目の長さを誇るザンベジ川の中流に位置する滝です。 北米のナイアガラの滝、南米のイグアスの滝とともに世界三大瀑布の一つに数えられています。 1855年にイギリス人探検家デビット・リビングストンによって滝は発見されました。 当時のイギリス女王の名をとり「ビクトリアフォールズ」と命名されました。 もちろんこの発見以前に原住民は滝の存在を知っていました。 彼らは滝を「モシ・オア・トゥンヤ」と呼んでいました。 これは「雷鳴のとどろく水煙」という意味で、実際にここへ足を運んでみるとこの表現が間違っていないことに気付かされます。 滝の幅は約1,700m、最大落差は108mを誇り、まさに世界最大級です。 満月の夜とその前後2、3日は月の明かりで虹がかかります。 これを見るためだけに世界中から観光客が集まってきます。
ケープ植物区保護地域群
PROTECTED AREAS OF THE CAPE
ケープ植物区保護地域群 テーブルマウンテン、ケープ半島など約55万haに及ぶ広大なエリアがケープ植物区保護地域として、2004年世界自然遺産として登録されました。アフリカ全体の20%近い種類の植物が見られるなど、豊富な植生で知られています。カーステンボッシュ国立植物園は世界遺産の中に位置する唯一の植物園です。南アフリカの固有種が集められており、国花であるプロテアをはじめ庭園が整備されています。







スタークフォンテン洞窟(人類のゆりかご)
STERKFONTEIN CAVES
スタークフォンテン洞窟 スタークフォンテン洞窟はヨハネスブルグから北西約35qに位置し、世界遺産にも登録されています。1947年におよそ200万年前の類人猿アウストラロピテクス・アフリカンス頭蓋骨が洞窟内で発見されました。人類のルーツを紐解く上でも重要なこのエリアは「人類のゆりかご」と呼ばれています。1999年にはユネスコの世界遺産に登録されました。広大なエリアには鍾乳洞や、発掘品が展示されている博物館などがあります。


ロビン島(ロベン島)
ROBBEN ISLAND
ロビン島 ケープタウンのウォーターフロントから約14q沖、ボートで約30分ほどのところに浮かぶロビン島は、アパルトヘイト(人種隔離)時代、主に政治犯が収容されていた黒人専用の刑務所島です。過去には元大統領のネルソン・マンデラ氏も収容されていました。1959年の開所から1991年に最後の政治犯が釈放されるまでの約30年間、延べ3,000人の政治犯が収容されていました。1997年から島全体が博物館として公開されており、新観光名所となっています。1999年には南アフリカ初の文化遺産として世界遺産に登録されました。
グレーター・セントルシア湿原公園
THE GREATER ST.LUCIA WETLAND PARK
グレーター・セントルシア湿原公園 アフリカ最大の入江であるセント・ルシア湖を中心にインド洋に沿って南北約80qに渡って広がる湿原地域。森林、川など多彩な景観を持ち、その豊かな自然の美しさと様々な生態系によって、南アフリカで最初の世界自然遺産に指定されました。800頭のカバや1,200頭のワニが生息しています。また、フラミンゴやペリカンなど水鳥たちにとって格好の繁殖地となっています。河口のセント・ルシアの街からはボートサファリの観光船も出ています。
 

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