世界の果て!イースター島&パタゴニアへ【パタゴニア編】 | アルゼンチン旅行記

旅行記

想像するだけでわくわくするような世界遺産・絶景・大自然の旅!一生に一度は行ってみたい…マチュピチュ遺跡、ウユニ塩湖、ギアナ高地…。
でも、服装や持ち物は?フリープランの食事はどうしたらいいの?ホテルや治安は?
ガイドブックなど、まだまだ情報が少ない地域への旅の様子を世界遺産ファクトリーのスタッフがレポートいたします。
今回は世界の果て、パタゴニアへ行ってきました!太平洋とアンデス山に囲まれた風の大地パタゴニア。
厳しい自然の中にこそ、心を震わせる本当に美しい景色があります。そんなパタゴニアの旅のコツをご紹介。
旅行記の引用元:<弊社STWORLDサイトから http://stworld.jp/ >

世界の果て!イースター島&パタゴニアへ【パタゴニア編】

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  • エリア:チリ・イースター島
  • テーマ:世界遺産
  • 時期:2012/10/09~2012/10/19
  • 投稿日:2012/10/22
  • 投稿者:佐賀宏子
世界の果てパタゴニアまで行ってきました!
パタゴニアとは南米チリとアルゼンチンにまたがる、南緯40度以南の地方の名前です。
16世紀にマゼランが世界一周航路を開拓していた際、上陸した地の先住民が大きな足をしていたことからパタ(足)ゴン族と名づけたのが由来だとか。真逆にすると秋田県・岩手県が北緯40度に位置していますから、それよりも北のツンドラや漁村のイメージが伝わりやすいでしょうか。加えて、遮る陸地の少ない南半球では吹きすさぶ風のことを“吠える40度”“狂う50度”と呼ぶほど、風が強いのです!
そんな辺境に何しに行くの…。
何を隠そう、私には今回で3回目のパタゴニア訪問となります。
そんなパタゴニアの魅力とは…。
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①プンタアレーナス
チリの首都サンチャゴから空路3時間ほど。まさに“北国の漁港”といった趣のプンタアレーナスに到着しました。
町の中心地はスペインの植民地時代に造られた、剛健な印象の建物が並びます。朝なので少し閑散としていました。
実は南極大陸へのクルーズ船が発着する町でもあります。
町を見渡す丘へと登ると、港町に住むチリ人の性格がうかがえるよう。カラフルな家並みとマゼラン海峡が一望できます。

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プンタアレーナスの街並み

丘からの景色
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②長距離バス
チリ側パタゴニアの観光のメインとなるのは「パイネ国立公園」です。
パイネ観光の拠点となるプエルトナタレスの町までは、ここからバスを利用します。
南北に長いチリでは国民の重要な足の一つが長距離バス。
南米のバスって安全なの?ちょっと不安な気もしますが、このあたりは治安も心配なく、バスの設備も整っています。
バス停からホテルまではドライバーさんが送ってくれます。

【写真】
バスターミナル
チケット:席も指定されています
バス車内
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③プエルトナタレス
“最後の希望”という名の湾に面した町プエルトナタレス。湖のようにも見えますが、入り組んだフィヨルドで海へと通じています。
パイネ国立公園へのトレッキングやアウトドアの拠点にもなっていて、若者から熟年夫婦まで世界中からアウトドア好きが集まる町。かわいらしい道路標識やカフェなどもあり数年前に比べて町が発展していっているようです。

【写真】
ウルティマ・エスペランサ湾
道路標識:何のデザインでしょうか?その謎は現地で!
メインストリート:アウトドアショップなども豊富
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☆ホテル
滞在中はスタンダードクラスのホテルに宿泊。
南の方にくると、ロッジタイプやホステルタイプの清潔でアットホームな小さな宿が多いようです。
視察で訪れたデラックスタイプのホテルは、世界のホテルと比べても遜色ありません。

【写真】
スタンダードホテル:客室
スタンダードホテル:朝食
デラックスホテル:客室
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☆食事
クレープ屋さんやチョコレート屋さん、海の町ならではのシーフードレストラン、パタゴニア名物の“パリージャ”羊の丸焼きの専門店などがあります。
品物が豊富なスーパーもあり、滞在中食事に困ることはなさそう。

【写真】
クレープ屋さんにて
チョコレート屋さんにて:ブラウニーとカフェ♪
シーフードレストラン:チリ産サーモンのセビーチェ(マリネ)
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④パイネ国立公園観光
プエルトナタレスを拠点に、いくつかのツアーに参加することができます。もちろん、一番人気はパイネ国立公園への日帰りツアー!
万年雪をいただいたパイネの山々の、特徴はそのユニークな景観です!氷河期の終わり、流れ出す氷が岩盤を削り、流し去ってできた…まさか、あんな高いところの山を??とにわかに信じがたいですが、自然の力は偉大なものです。
パイネ山塊の周辺には自然が広がり、パタゴニア固有の様々な野生動物が間近で見られるのも人気の秘密です。
広大な園内はバスで移動します。途中、散策などもはさみつつ、ビューポイントで下車観光が基本です。
途中の山小屋でボリュームたっぷりのランチ付き。

【写真】
パイネ国立公園の景観
グアナコ:リャマやアルパカと同じラクダ科の仲間
ツアーのランチ:牛肉のステーキをチョイス
☆その他のアクティビティ
プエルトナタレス発着で参加できるアクティビティはその他にもバルマセダ氷河の観光や、お隣アルゼンチンへの国境を越えてペリトモレノ氷河の観光などがあります。
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⑤パイネ国立公園内のホテル
今回初めての体験が、パイネ国立公園内にある農場風ホテルの一つ“ラス・トーレス”での宿泊。
近くにはキャンプ場もあり、山小屋に宿泊をしながらのトレッキングのスタート地点でもあります。
ホテルにはプロのトレッキングガイドが常駐しており、トレッキングなどのホテル主催の半日/終日アクティビティに参加できます。(宿泊プランにより、別途料金が必要)
オーガニックな食材を使用した食事、スパ施設、お土産なども充実しています。
リラックスできる環境の中、限られた宿泊客だけが満喫できる大自然。格別な滞在になること間違いなし!

ラス・トーレスホテル外観
ラス・トーレスホテル客室
ビュッフェディナー
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今回はイースター島との周遊での訪問でしたが、チリ北部アタカマ砂漠とのコントラストを楽しむ周遊やアルゼンチン側パタゴニア、カラファテやウシュアイア、南米各地の観光地との周遊などもおすすめです。
ご夫婦、ハネムーン、ご友人同士、ひとり旅。どんな旅のスタイルにもオススメしたいデスティネーションです。
※旅日記は前半、イースター島編もご参照あれ。

【写真】
ユニークな雲は風の強いパタゴニアの特徴
パイネと自然
チリのお土産!