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 トリヴァンドラム イメージ
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インド亜大陸の南西に位置する、人口74万人のトリヴァンドラムは18世紀以降はトラヴァンコール藩王国の都として栄え、現在はケララ州の州都としてインド西海岸有数の都市となっています。
トリヴァンドラムという心地よい音の響きを持つこの街の象徴はなんといってもパドマナーバスワーミ寺院です。
この寺院はヒンズー教以外は立ち入ることが許されず、信者でもドーティーやサリーなどの正装が必要だそうです。
トリヴァンドラムには観光目的で誰でも入場可能な寺院はたくさんありますが、この寺院はヒンズー教の信念を貫くものしか受け入れない尊い気高さを感じます。
そして、トリヴァンドラムの街のはずれにはインドいち美しいといわれるコヴァーラムビーチがあります。
煩悩を切り捨てひたすら勤行の道に励む場所である気高い寺院、そして水着の女性が闊歩する美しいビーチ。
苦しみと快楽のような相反するようなものが同居しているこの街はなんだか不思議な感じがします。
しかし、旅の終わり頃にはこれがインドなのだと新しく来る旅行者に話しているかもしれません。
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