自然の宝庫~アタカマ砂漠とウユニ塩湖~【ウユニ塩湖編】 | ウユニ塩湖旅行記

旅行記

想像するだけでわくわくするような世界遺産・絶景・大自然の旅!一生に一度は行ってみたい…マチュピチュ遺跡、ウユニ塩湖、ギアナ高地…。
でも、服装や持ち物は?フリープランの食事はどうしたらいいの?ホテルや治安は?
ガイドブックなど、まだまだ情報が少ない地域への旅の様子を世界遺産ファクトリーのスタッフがレポートいたします。
ボリビアのウユニ塩湖は今や南米で最も人気のディスティネーションの1つです。ウユニ塩湖を写真では見たことがあるけど、実際にどのような場所で、ボリビアはウユニ塩湖以外に何かあるの?という方!必見です。
旅行記の引用元:<弊社STWORLDサイトから http://stworld.jp/ >

自然の宝庫~アタカマ砂漠とウユニ塩湖~【ウユニ塩湖編】

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  • エリア:ウユニ
  • テーマ:自然
  • 時期:2012/11/07~2012/11/15
  • 投稿日:2012/12/13
  • 投稿者:古澤 綾子
http://adventure.stworld.jp/ci/diary01.html

前半(チリ北部アタカマ編)はこちらから。

さて、旅の後半、いよいよチリとボリビアの国境を陸路で超えて、ボリビア南部の自然を満喫しながら絶景ウユニを目指します。

どちらかというとチリのアタカマからウユニ塩湖までの通過点と軽視されがちなボリビア南部ですが、なんと素晴らしい景色の数々!!
南米のダイナミックな自然を見てきましたが、ボリビア南部もそれに匹敵する素晴らしさ。
『ボリビア=ウユニ塩湖だけ』はもったいないですね。この素晴らしい景観を見ずに帰るとは・・・
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サン・ペドロ・デ・アタカマから車で約1時間でチリとボリビアの国境に到着。

え?これが国境?全く厳重な感じなし。写真左は国境の写真で、左の黒い車があるところはチリ、右に女性が立っている場所はボリビア・・

国境では、出入国カードを記入してパスポートを見せて入国手続き終了~。
国境(HITO CAJON/4480m)は標高が高いので、ボリビアに入国した喜びを派手に表現しないように心がけながら、ボリビア側のガイドさん&ドライバーさんと出発!

国境を出発して間もなく最初の写真ストップ。
LAGUNA VERDEラグーナベルデ&LAGUNA BLANCAラグーナブランカ
LAGUNA=湖、VERDE=緑、BLANCA=白  つまり、緑の湖と白い湖。
ラグーナベルデは写真で見ていた色とは少し違う気が・・・他にもっと鮮やかな青緑色の湖があるはずでしょ!と聞いたら、3ヶ月前に突然色が変わったと・・。理由は不明。3ヶ月前まではエメラルドグリーン色のそれはそれは素晴らしい湖だったと・・笑
色こそ違えど、アンデスの山々が連なり、突然現れる湖や砂漠に感動しっぱなしのこのルート!長い移動時間も全く飽きることなく次々と現れる自然美(しかも全く違う景色!)に、これは誰かが観光客用に用意してくれたんだなと思わずにはいられないくらい、少し進むと景色が変わり、また少し進むと景色が変わる・・

写真左:国境
写真中:ラグーナベルデ
写真右:ラグーナブランカ
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次のストップはSalar de Chalviriチャルビリ塩湖
ここには天然露天温泉が!!
標高4,000m超えてるし、高山病対策としてお風呂は長時間入らないほうがいいといいますが、ここは迷わず入ることに。海外の温泉は温いところが多い気がしますが、ここは42度くらいで日本人にはちょうど良く、周りの塩湖にはフラミンゴがいて雰囲気が本当に最高!あまり長く入らないほうがいいのはわかっていながらついつい長風呂に・・・

温泉からでたらランチの用意ができていて、至れり尽くせりな贅沢旅♪
温泉から20分くらい車で走ると今度はGeisers de sol Manana明日の太陽という名前の間欠泉 4870m
あちこちでボコボコと沸いていましたが、標高のせいで寒く、ぐるっと一周して車へ。寒さに強い方は是非是非ゆっくり見学を!しかし、この行程一高い観光場所でもあるので、あまり長居は禁物です。

写真左:チャルビリ塩湖(この景色を見ながらの温泉は贅沢すぎる!)
写真中:天然露天風呂
写真右:間欠泉
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間欠泉から車で30分。

ここが一番感激した場所“Laguna Colorada ラグーナコロラダ(4278m)”

真っっっ赤な湖。鮮やかな赤すぎてインクを流しいれたような色。そして無数のフラミンゴ。私達以外誰もいない湖は無音でしばらく湖畔に座ってぼ~っとしてみました。
日本にいたら、東京にいたら、絶対に味わえないこの空間に、静かに興奮(標高が高いので・・)。。

ずっとここにいたい気持ちを振り切って先へ進みます。

そしてSalar de Capina カピーニャ塩湖で一休憩。するとそこにはエメラルド色の湖が!!ラグーナベルデの突然の変色で少し残念な気持ちを引きずっていただけに、感激~

写真全て:ラグーナコロラダ
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夕刻、ボリビア1日目の宿に到着。
Mallku Villamarマルクビラマール村(4020m)にあるホテル MALLKU CUEVA
この村、なんかすごい数のリャマが・・・
ホテルはとても快適!こんな辺鄙なところにこのレベルの高いホテルがあるのは正直驚きです。実はこのホテル、ウユニの塩ホテルやウユニ市内にあるホテルと同じオーナーのもの。質が高いのも納得です。

夕食後は外へ出て空を見上げると、満点の星☆
でもやっぱり標高が高いから、寒くて早めに撤収。
暖かい場所で、ゆっくり星空を眺めながら寝られるホテルとかあったら素敵だな・・・

写真左:マルクビラマール村
写真中右:マルククエバホテル
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今日はウユニ塩湖へ足を踏み入れる日なので、ドキドキ・・・
しかし・・・ウユニまでの道のりが昨日同様素晴らしかった!
ウユニ見る前に既に感動おなか一杯状態。。
ホテルから10分でイタリアと名前のついたロックバレー(岩の谷)
アメリカ国立公園を思わせるような巨岩の間をジープで走ります。すごい迫力~そして岩に穴があいているとそこに入って写真を撮りたくなるのは、世界共通でしょうか・・・
耳の長いウサギ発見!ウサギは耳が長いけど、ここのは特別長かったような。

ロックバレーから2分でビントレイク(風の湖)。ここにもフラミンゴが。もはや写真も撮らないくらいフラミンゴ慣れしてしまった・・・そこへ!ダチョウの小さい版、ニャンドゥーが3羽!!これはかなり貴重らしい・・・ガイドさんも興奮してたが、あれが演技だったらすごいな~ガイド。

車で20分、次はValle de las Rocas ロックバレー
またまたロックバレー。ここもまた素晴らしい巨岩がニョキニョキと。また岩に穴見つけて、くぐってみました!

さらに車で10分、WATERFALL CANYON ウォーターフォールキャニオン
遥か下に川が流れる渓谷。観光地化されていないグランドキャニオンのよう。いつまでも手付かずの自然が残っていますように・・

数分進んだところに名前もない素敵なラグーン。あまりに穏やかでドライバーさんにお願いしてちょっと休憩。

また10分進むとBofedales de Sora-Sora ソラソラという名前の緑多い谷
この谷底を20分くらい車で走るのですが、途切れることなくリャマの群れ!!
何千?万?頭!!ニュージーランドの羊並みの数。そして近づいてみたら「メェ~」と。お~数だけでなく、鳴き方も羊なんだと思ったら、奥に羊もいたという・・・
とても牧歌的なすごーくすごーくいい場所でした。

お昼の時間になり、途中の小川流れる場所でピクニックランチ♪

写真左:ロックバレー“イタリア”
写真中:2つ目のロックバレー
写真右:ソラソラのリャマ
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ついにウユニ塩湖突入

一面真っ白!!!
塩湖の中は地盤が弱いところもあるので、轍に沿って走ります。
スキー場にいるみたいに真っ白で、まぶしいので、サングラスはマストアイテム!
遠くの方に黒くポツンと見えるのが島だよと言われ、車で走ること35分、サボテンの島に到着。島を覆い尽くす巨大サボテン。ウユニ塩湖は3653m、昨日に比べだいぶ標高が下がったが、登りはやっぱりきついな~とブーブーいいながらサボテン島の頂上へ。
下にはウユニ観光のジープが20台ほど。ウユニ終日観光を行う混載ツアーのほとんどがランチタイムにこの島へ来て、お弁当を食べるため、お昼時には350台ものジープで埋め尽くされるそう・・・。

写真左:ウユニ塩湖
写真中右:サボテンの島
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真っ白で平ら~なウユニだからこそできるトリック写真
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ウユニ塩湖での夕日鑑賞も忘れられない思い出・・
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今夜の宿は、トゥヌパ火山の麓の村TAHUA(タワー)にある、タイカ・デ・サルという塩のホテル。

日本で知られている塩のホテルはコルチャニという町の近くにある3つの塩のホテルですが、まだあるんです!日本ではまだ余りメジャーではない塩のホテルが。ここはタイカ系列のホテルでボリビア国内に4 つのホテルをもつ質の高いホテルチェーンの1つです。
エス・ティー・ワールドのツアーではこのタイカ系列ホテルに泊まるツアーもご用意しています!是非一味違ったウユニの旅を!!

さすがタイカホテル!ホテル滞在は快適そのものでした。

夜、ご希望の方はオプションで星空鑑賞ツアーにご案内可能です。
※天候が悪い日や満月の日は星は見えません。

写真全て:ホテル タイカ・デ・サル
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翌日もウユニ塩湖観光

コルチャニの塩のホテルではなく、ここタイカ・デ・サルに泊まると翌朝トゥヌパ火山に登ることができます。歩いて登るのではなく車で登れるので、ご安心を!
トゥヌパから見るウユニ塩湖は、ところどころにある島が雲の中に浮かび上がっているかのような景色。上から塩湖をみられる場所はここだけ!

そしてトゥヌパ火山の洞窟の中にはミイラが。観光中に見ることができます。
非常に保存状態にが良く、髪の毛もあるミイラを間近でどうぞ・・・

待ちに待ったランチたーいむ!
これは貴重な経験!塩湖の真ん中でピクニックランチ。
エス・ティー・ワールドのボリビアツアーにはオリジナルプランとして、“塩湖の真ん中でピクニックランチ”付のものがございます!是非一生の思い出としてお選びください。
ドライバーさんとガイドさんがおいしいランチを用意してくれます。
お皿もしっかり陶器で、贅沢感アップ!

写真左:トゥヌパ火山より望むウユニ塩湖
写真中右:ウユニの真ん中でピクニックランチ
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ランチの後はコルチャニへ

途中、塩湖に穴が空いていて、水が沸いている場所へ
水の中からガイドさんが取ってくれたのは、美しい塩の結晶!
そして塩の上に寝転んでみる。これが結構痛い・・・><
長い時間は無理!早く写真撮ってよ~とお願い。
ジープの上に乗って撮る写真はもはや定番か!?
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***コルチャニの塩のホテル***
詳しくはホームページのホテル紹介ページで
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***ウユニ市内のホテル紹介***
詳しくはホームページのホテル紹介ページで
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ウユニの町(ウユニ塩湖から車で20分)

多くの観光客で賑わう為、ホテルやレストランがたくさんあります。
1日塩のホテル滞在、もう1日はウユニ市内滞在お勧めです!

首都ラパスからウユニへの交通手段は4つ
①専用車・・約10時間。料金は高めだが、プライベートなので安心。
②夜行バス・・料金は安め。夜の移動なので、バスの中で眠れない人には厳しいかも。
③車+列車・・約10時間。良い時間帯の列車は週2便のみ。鉄道好きの方は是非!
④飛行機・・約1時間。スケジュールがまだ不安定で時間通りに飛ばないこともしばしば。予約後、即購入の条件とフライトが時間通りに飛ぶようになれば利用価値大です!
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最後に・・・

今回のルートは高地移動なので、しっかりとした高山病対策も必要です。
・ゆっくり行動する
・アルコールは控える
・食べ過ぎない
・水をたくさん飲む
これをちゃんと守って旅を楽しんでください!
そして、いざという時の為に車には酸素ボンベと衛星電話を常備しています。
高山病は気持ちからくることも多いようなので、あまり考え過ぎないことも大切なようです!!