自然の宝庫~アタカマ砂漠とウユニ塩湖~【アタカマ砂漠編】 | チリ旅行記

旅行記

想像するだけでわくわくするような世界遺産・絶景・大自然の旅!一生に一度は行ってみたい…マチュピチュ遺跡、ウユニ塩湖、ギアナ高地…。
でも、服装や持ち物は?フリープランの食事はどうしたらいいの?ホテルや治安は?
ガイドブックなど、まだまだ情報が少ない地域への旅の様子を世界遺産ファクトリーのスタッフがレポートいたします。
チリは自然の宝庫です。イースター島やパタゴニアはご存知の方が多い中、まだまだ日本人には馴染みのないチリ北部のアタカマ砂漠についてご紹介いたします。
旅行記の引用元:<弊社STWORLDサイトから http://stworld.jp/ >

自然の宝庫~アタカマ砂漠とウユニ塩湖~【アタカマ砂漠編】

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  • エリア:サン・ペドロ・デ・アタカマ
  • テーマ:自然
  • 時期:2012/11/07~2012/11/15
  • 投稿日:2012/12/13
  • 投稿者:古澤 綾子
南米に位置する細長~い国、チリ共和国。通称チリ。

西は太平洋、東はアンデス山脈、北アタカマ砂漠。どれだけ細長いかというと、
北から南まで約4,630km、東西の幅は平均してたったの175km。

チリ人曰く「神様が地球を創った時、あらゆる種類の自然の欠片を地球の端っこに投げ捨てたので、チリにはバラエティに富んだ自然がたくさんあるんだよ!」
その言葉通りチリには素晴らしい見どころがたくさんあります。

南緯40度以南のパタゴニア、本土から西に3,700km離れた絶海の孤島イースター島、北は世界一星がきれいに見える場所として近年日本でも話題のアタカマ砂漠がチリの代表的な観光地です。

今回はそのチリ北部にあるアタカマ砂漠の観光拠点となる町サン・ペドロ・デ・アタカマへ行ってきました!

後半ウユニ編はこちら↓
http://adventure.stworld.jp/bo/diary01.html
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南米にはそれはそれはすばらしい自然や文化がたくさんありますが、やっぱり遠い・・・しかし、苦労なくして得るものなし!!

チリ北部のサン・ペドロ・デ・アタカマまでの道のり(今回はアメリカン航空とラン航空を利用)

①成田空港からアメリカ内都市(ロサンゼルス又はダラス)へ
※約9時間40分から11時間40分
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②アメリカ内都市からチリの首都サンチャゴへ
※約9時間40分から11時間30分
今回はロサンゼルスからサンチャゴへ。途中リマで寄航(機内待機)しました。
↓   ↓   ↓   ↓   ↓
③サンチャゴからラン航空でカラマへ
※約2時間10分
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④カラマから車でサン・ペドロ・デ・アタカマへ
※約1時間15分(約100km)

写真左:サンチャゴからカラマへのラン航空
写真中:カラマ空港
写真右:カラマ空港ではガイドと車がお出迎え
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標高2436mのサン・ペドロ・デ・アタカマはとても小さな町で、1時間もあれば町を全て見て回れるほど。アタカマ砂漠観光の拠点の町となっているので、世界中からたくさんの観光客がこの小さな町を訪れます。

写真左がメインストリートのカラコレス通り。建物はアドベ(日干しレンガ)で造られていて、ホテルも含めほとんどが平屋なので、町に統一感があり落ち着いた雰囲気です。ただ、全てが同じ造り(外観)なので、一見レストランなのかホテルなのか何のお店なのかがわかりません・・・。

アタカマ砂漠の見所のほとんどは数キロから数十キロ離れているため、半日若しくは終日ツアーに参加するのが一般的です。数キロ離れた場所なら自転車で!という人も多く、町中にはレンタルバイクのお店も数件あります。
※レンタルバイクの値段目安(2012年11月):半日7US$、終日12US$/1台

写真左:メインストリートのカラコレス通り
写真中:教会も日干しレンガで造られています
写真右:レンタルバイクとインターネットのお店
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メインストリートのお店紹介♪
写真左:アウトドアshop
写真中:北部砂漠地帯は鉱物が産出される。made in Chile
写真右:民芸品shopもたくさん
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写真左:高地ではたくさんの水を飲みましょう!高山病対策になります。
コンビニのようなお店もいくつもあるので便利。
写真中:チリ料理をはじめインターナショナル料理が楽しめるレストランはとにかくたくさんあり、食べるところに困りません。
写真右:比較的治安の良いサン・ペドロ・デ・アタカマのバーは夜遅くまで盛り上がります。
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***チリの代表的な料理***
写真左:Cazuela de Ave カスエラ・デ・アベ
鶏肉とお米、野菜(ジャガイモ、にんじん、とうもろこし、瓜など)と一緒に煮込んだスープ。家庭でもよく作られる料理。具沢山なので、1品で満腹に。

写真中:Pebre ペブレ
これが一番おいしかった!パンにつけたりサラダにかけたり・・パクチーが嫌いな人は残念ながらダメですね。
トマト、たまねぎ、パクチー、レモン、塩、オリーブオイル(お好みでチリ、オレガノ)
写真右:Pastel de Choclo パステル・デ・チョクロ
甘い味付けのグラタン(?)みたいな料理 
鶏のもも肉にひき肉、たまねぎ、オリーブ等とトウモロコシの粉の生地を載せてオーブンで焼いた料理

チリは魚介類も有名です。ここアタカマ砂漠は海から遠いので、魚介類はお預け・・今度はウニのシーズンに港町に行きたいな・・・
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サン・ペドロ・デ・アタカマには60軒近くのホテルやホステルがあります。アタカマのホテルのレベルは高くないと聞きますが・・・そんなことはありません!

弊社ツアーで利用するスタンダードホテルではしっかり熱いお湯も出ますし、電気も24時間ばっちりです。非常に快適に過ごせます!ホテルライフを楽しみたいという方は大きなプールもあるリゾート型ホテルもお勧めです。
注)時々お湯が出る時間帯が制限されたり、停電になることもあります。

町自体が小さいので、ほとんどのホテルがメインストリートから徒歩圏内と非常に便利。弊社で利用するホテルもメインストリートから歩いて5分!!
どうしても歩きたくない人はレンタルバイクがお勧めです。

写真左:弊社利用スタンダードホテル外観
写真中:弊社利用スタンダードホテル客室内
写真右:ホテルの朝食バイキング
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数あるアタカマ砂漠の見所の中から今回は3つのツアーに参加してきました。

①月の谷&死の谷半日ツアー(混載/英語ガイド)

出発は15時~16時。(季節によりサンセットの時間が違うので、出発時間が異なります)各ホテルから参加者をピックアップします。
さすが人気のツアー27名満席!

まずは死の谷へ。なぜ死の谷・・?かつての鉱山跡から多くの動物の死骸が見つかったから、など諸説あり。ダイナミックの自然の中を少し歩き、火山を遠望。
その後、岩塩の洞窟。両手両足をフル活用しながら狭い隙間を通っていきます。ちゃんと懐中電灯を持ってくるようにと書いてあるのに持ってきたのは3人ほど。日本人はさすがだね!と褒められたが、人種は関係ないような・・
とにかく狭く、アップダウンの激しい洞窟。出た時には“塩”の洞窟である感動よりも達成感に満ち溢れていました。

再びバスで移動。途中すばらしい景色が見られる崖(展望台)で写真ストップ。
最後は月の谷へ
砂地を歩いて登り、夕日を見るのがはこのツアーのハイライト!
暗くならないうちに早く上まで登りたいが、砂に足をとられてなかなか進まない・・
登りきるとそこは絶景!!ずーっとこの景色見ながら座っていたいなでも寒くてサンセット中に下山・・・
ホテル着は19時から20時半です。

写真左:死の谷
写真中:月の谷でサンセット待ち
写真右:月の谷

この日のお昼に長い長いフライトの末、サンペドロに着き、休憩の暇なく月の谷のツアーに参加。かなりの疲労感ですが、ここアタカマで見逃せないツアーに夜参加しました。

②星空鑑賞ツアー!!(混載/英語ガイド)

アタカマ砂漠は世界一乾燥した砂漠。その乾燥と澄み切った空気のおかげで世界一きれいな星空が見えるのです。
ツアーは21時にメインストリートにあるカフェ前集合。これも人気ツアー、参加者は24名。バスで町から20分くらい離れた真っ暗な場所へ。
星ってこんなにたくさんあるんですね!足元から全部星・星・星!!天の川もくっきり。流れ星も頻繁に。しかし、星が多すぎて星座は説明されないとよくわかりませんでした。写真でお伝えできないのが残念です。
かなり詳しい星の説明を受けて、すっごい大きい望遠鏡から星を見て、最後にホットチョコレート飲んで、ツアーは終了。約2時間半。
ホテル到着は24時少し前でした。
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翌日は終日観光ツアーに参加

③高地塩湖ツアー(混載/英語ガイド)

アタカマ塩湖、ミスカンティ湖&ミニケス湖、トコナオ村を終日かけて回るツアー。
8時から8時半で各ホテルを回り参加者をピックアップ。今日も27名満席!しかし、日本人に会いません。まだまだ日本人にとっては認知度の低いディスティネーションなんですね。

最初に訪れたのはアタカマ塩湖。ウユニ塩湖の一面真っ白!とは全く違うごつごつした感じで、中にいくつかのラグーンがあり、フラミンゴの自然保護区になっています。
人が歩けるように道ができていてその中を歩いて観光します。

次の目的地はミスカンティ湖とミニケス湖。アタカマ塩湖から標高約2,000mも上がった4,200mのところにあります。高山病にならないようにたくさんお水を飲んで、ゆっくり行動することが大切です。
ミスカンティ山をはじめとする山々に囲まれたこの美しい湖は一見の価値あり!

ツアーの最後はインディヘナの村トコナオに立ち寄ります。
トコナオ村には土着の宗教とスペイン人からもたらされたキリスト教の文化が混ざり合った教会がありとても興味深いものでした。

サン・ペドロ・デ・アタカマへ戻り、各ホテルに順番に寄ってツアーは終了です。
ホテル着は18時でした。

写真左:アタカマ塩湖
写真中:ミスカンティ湖
写真右:トコナオ村
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いよいよボリビアへ
陸路でボリビアへ入り、ウユニ塩湖まで走ります!
サン・ペドロ・デ・アタカマの町を出てすぐのところにチリ側のイミグレーション。
ここでパスポートと出入国カードの紙を提出し、手続きはすぐに終了。

車で約1時間で国境に到着。
1時間で標高を2,000m近く上がるので、ここでも高山病注意です。お水をたくさん飲み、ゆっくり行動しましょう。
国境へ行く途中で、リャマやビクーニャに出会いました。

写真左:リャマ
写真中:道路にでてきちゃったリャマ
写真右:保護されているビクーニャ

※国境から先の日記は『自然の宝庫~アタカマ砂漠とウユニ塩湖~【ウユニ編】』で紹介いたします。↓
http://adventure.stworld.jp/bo/diary01.html