ブータン情報

ブータン情報

ブータンはどんなところ?
▲ブータンの人々▲ブータンの食事
■ ブータンの気候
ブータンはヒマラヤのイメージが強く、その為寒冷地のように思われますが、気候区分では熱帯モンスーン地域に属しますので、真冬でも零下を大きく下回るようなことは珍しく、また、真夏には場所によっては30度近くまで上昇することもあります。
しかし、旅行の場合、一日の行程に多くのアップ&ダウン=標高の高低差があり、気温は標高差により変動します。
大きくわけて6~8月が雨期、9~5月が乾期となります。2000m前後の町は感覚的には日本とそう変わりません。
ブータン各地気温の目安9月10月11月12月1月2月3月4月5月6月7月8月
パロ最高気温23.418.713.911.29.413.414.517.623.525.426.825.3
最低気温11.77.41.4-1.7-5.81.50.64.610.614.114.914.7
ティンプー最高気温23.121.917.914.512.314.416.420.022.524.428.725.0
最低気温15.012.45.0-1.1-2.60.63.97.113.115.817.816.7
プナカ最高気温29.927.822.315.016.119.621.224.427.231.232.031.4
最低気温20.418.913.07.94.25.39.211.214.219.521.619.8
ブムタン最高気温21.619.516.112.310.810.016.218.721.322.514.123.0
最低気温12.15.9-0.5-2.3-5.1-1.43.53.99.510.510.913.7
■ ブータンでの服装
チベット側との国境にはブータン最高峰・海抜7561メートルのガンカルプンスム峰がそびえ、インドの平野部にかけては急斜面となっており、高い山や尾根、深い谷ばかりで、ほとんど平地のない地形です。そのため、とても気温差があります。
基本的には日本の同時期と同じ服装で結構ですが、日中と夜間の温度差が激しくなります。秋から春にかけては朝晩非常に冷え込みますが、ホテルにはエアコンがなく、小さなファンヒーターがある程度ですので、使い捨てカイロや保温下着など、暖かくお休み頂けるものをご用意ください。
服装はどんな気温でも調整しやすい重ね着が良いでしょう。特に正装の必要はありませんので楽な格好でかまいません。

現地での観光中、メモリアル・チョルテンやゾン(政治・宗教の中心の場)に入る際には、必ず帽子をぬがなければいけませんので、お気をつけください。
また、敬虔な仏教徒(日本で一般的な大乗仏教徒とは全く異なります)が多く、刺激も少ない地域ですので、過度に肌を露出するような服装はご遠慮ください。
女性の場合、いくら暑くても露出度の高い服装(ショートパンツや肩・胸元の大きく開いたキャミソールなど)は、マナーとして避けるべきでしょう。
靴に関しては、タクツァン僧院に行く際など、約3時間近くの「登山」をする場合がありますので、防水性のある底のしっかりしたハイキングシューズを持参した方がよいでしょう。
ただし、僧院に入る際など、何度も脱いだり履いたりをしなければならないので、深い紐靴などは手間がかかります。
また、タクツァン僧院を望む展望台への往復は土の斜面を登り下りしますが、前日や当日の天候状況によっては、非常に滑りやすくなりますので、汚れても大丈夫な歩きやすい服装をご用意ください。

☆ゾン入場時の注意  ※最近服装に関して現地でトラブルがありましたので宗教施設への入場時は服装にご注意ください。
【原則禁止事項】 1)サンダル、クロックス、ビーチサンダル 2)襟なしTシャツ 3)ショーツ、ハーフパンツ、ミニスカート 4)帽子、キャップ
【許される服装】 1)襟付きTシャツ、ポロシャツ 2)襟付き長袖シャツ 3)女性は膝下まで隠れたスカート 4)男性は長ズボン
■ 持ち物
紫外線、乾燥対策としてサングラス・帽子・リップクリーム・日焼け止めなど。両手をあけられるバッグ類(タクツァン僧院観光時、山に登るため)、ウエットティッシュ、ポケットティッシュ、防寒具、雨具、懐中電灯(まれに停電があります)
ハエ、蚊が多い地域もございますので、虫除け及び虫刺されの薬をご用意ください。
■ 時差
日本より3時間遅れ。
■ 電圧・プラグ
電圧は230Vですが、電圧は不安定です。コンセントの形状は、B3タイプ(丸い三穴のプラグとなります。)又はCタイプが多いです。
どのプラグ(コンセント)タイプでも利用ができるマルチタイプのプラグをご準備することをお薦め致します。また、変圧器は通常必要になります。
■ 両替
通貨はニュートラム(ヌルタム)Nuで、1Nu=約1.7円になります。
インド・ルピーと1対1の等価で連動しているため、インド・ルピーの紙幣もそのまま使用することができます。
日本円、米ドルを含む主要通貨の現金からの両替は概ねホテルで可能です。
ティンプーにある国営ハンディクラフト・エンポリウムでは、日本円や米ドルで買い物をすることができます。両替も時間がかかりません。(市内の銀行での両替は多少時間がかかります。)
また、米ドルがそのまま使えることが多いので、日本円の他に米ドルの小額紙幣を併せてご用意頂くと便利です。
■ ホテル
設備面は、まだまだといった状況です。外見は立派でもスタッフ教育が十分でない、停電、断水など不便な思いをすることもあるかもしれません。また、ブータンの給油器はギザ式で、湯船一杯にお湯を溜められる程は一度にお湯を沸かせません。お湯が出なくなると再沸騰するまで30分~1時間かかり、その間は水しかでません。湯船があるホテルでもシャワーの利用をお勧めします。
タオルと石鹸はほとんどの場合用意されていますが、シャンプー等は質の点からお持ち頂いてもよいでしょう。ブータンのホテルは特に水周りが弱く、排水もうまく出来ないことがありますので予めご了承ください。
部屋にはテレビ、ミニバーや暖房設備などはありません。
■ ガイド
ブータン人の多くは英語教育を受けているため、英語をとても上手に話します。
日本語を話せる人はごくわずかで、ブータン国内の日本語ガイドは数える程しかいません。
他国に比べ、日本語ガイドの日本語のレベルは少し低く感じられるかも知れませんが、一生懸命ご案内させていただきます。
■ トイレ
ホテルやレストラン以外では、あまり使用できるところがありません。
あっても、かつての日本の田舎のトイレのような、あまりきれいとは言い難いものになります。
バスでの移動の際のトイレに関しては屋外になることもございます。
■ 飲み物
水はミネラルウォーターをお飲みください。1リットルのものがどこでも36Nu程度で購入できます。
また、どこのホテルでもお茶はいつでも飲め、水筒等あればお湯をもらうこともできます。