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限定特別企画 動物たちの棲むところ

ガラパゴス諸島へ日本語スタッフが同行!

外界から隔絶されたガラパゴス諸島で独自の進化を遂げた動植物は、現在ではそれぞれの島の環境に適合した固有種が共生しています。アフリカの動物達が見せる壮大な生死のドラマとは違って、どこかのほほんとして愛らしいガラパゴスの動物たち。そんな彼らの日々の命の営みをナチュラリストガイドの案内で観察できるのがガラパゴスの旅の醍醐味。ガラパゴスを訪れるのにはクルーズ船ツアーや日帰り上陸観光ツアーなど複数の方法がありますが、この動物を見たい!という思いがある時は、生息している島を訪れるツアーを選ぶのがおすすめです。

ガラパゴスの動物たちをより深く知りたい方は
限定特別企画 動物たちの棲むところがおすすめです

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ウミイグアナ

世界で唯一海草を食し、水中で生きるイグアナの種です。 30分~1時間程度のかなりの長い時間を水中に潜っていることができます。 普段は太陽の方角を向き、岩場などでじっとしていてあまり動かないですが、人が近づくと鼻から塩水を噴出し、威嚇をしてきます。 動いても非常に緩慢なので、爬虫類が苦手な方でも安心です。
諸島では、多くの島において幅広い範囲で見られます。 普段はある一定の群れを作っていることが多く、特にフェルナンディーナ島などでは辺り一面イグアナだらけというような大きな群れを見ることができることでしょう。 エスパニョーラ島の種は体長が最大で色が鮮やかで赤みがかかっているのが特徴です。

見ることが出来る可能性の高い地域:サンタクルス島、フェルナンディーナ島、エスパニョーラ島など諸島全域

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リクイグアナ

ウミイグアナと祖先を同じくして進化したリクイグアナはサボテンを好物として食し、海に潜ることありません。よって、ウミイグアナに比べると、棲息範囲は限られています。オスはメスに比べて、少し体長が大きく、鮮やかな黄色と緑色の色彩を帯びているのが特徴です。リクイグアナはサボテンの木に登る能力を持っていないので、いつも木の下で身構え、サボテンの葉が落ちてくるのを待っています。
最近では、ウミイグアナとの交雑種と推測される進化したハイブリッド種のイグアナが登場し始めていて、この種は木に登り、サボテンの葉を自らの手で食することができます。色はかなり黒味がかかった色をしていて、器用に木に登る能力を有します。

見ることが出来る可能性の高い地域:ノースセイモア島、プラザ島、サンタフェ島、サンティアゴ島、バルトラ島など

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グンカンドリ

ガラパゴスでも主役的存在で人気が高いのがアメリカグンカンドリです。世界に棲息するグンカンドリ種の中では最大の種で、特に翼を広げて飛んでいる時にはその大きさを実感できます。袋に空気を送り込み、赤い風船のように袋を膨らましているのは求愛の時期のみで、普段は目立たない程度に赤みが見える普通の黒い鳥の姿をしています。
グンカンドリは辺りをパトロールしながら、カツオドリなどが狩りをした魚などを横取りしていきます。それが彼らの狩りの仕方です。「カツオドリのいる所にはグンカンドリがいる」とさえ言われます。ノース・セイモア島は最大の繁殖地で、非常に高い可能性で赤い袋を持ったグンカンドリが観察できます。何羽ものグンカンドリがあちらこちらでコンコンコンとトンカチを叩くような音を立ててオスがメスを呼び寄せようと必死になっています。他の島でも見られますが、ノース・セイモア島、又はサンクリストバル島ハイランド以外はあまり良い観察地にはならないことでしょう。

見ることが出来る可能性の高い地域:ノースセイモア島、ヘノベサ島、サンクリストバル島など

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アオアシカツオドリ

諸島の広い範囲に分布していて、特に観察するのに苦労はしません。海岸沿いの岩場地帯や砂浜ではとりわけよく見られる事になるでしょう。目の覚めるようなコバルトブルーの足は非常に目立つので、きっと遠くからでも簡単に認識することができるでしょう。
アオアシカツオドリの求愛行動はとても特徴的で口ばしを空に向かって突き上げるような仕草をお互いにします。メスは眼の中の「黒目部分」がより大きく、オスは黒目が非常に小さいのが特徴で、初見でも簡単に見分けがつけられるので覚えておくと良いかもしれません。ちなみにエクアドル本土の海岸帯でも見られることがあります。

見ることが出来る可能性の高い地域:バルトラ島、ダーウィン島、ウルフ島を除いた殆どの地域

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ガラパゴスペンギン

世界に存在する全23種存在するペンギン種の中で二番目に小さい種です。バルトロメ島付近、フェルナンディーナ島付近では見られる可能性が高いですが、100%とは必ずしも言い切れません。エルニーニョ現象、温暖化現象などで棲息数は減ってきていて、数年後には絶滅している可能性もあると、研究所からは指摘されています。昼間は岩陰に隠れていて、夕方になると群れで出てくる可能性が高くなります。海流が比較的温かい諸島東部で見られることはまず無く、見られるのは諸島西部に限られます。

見ることが出来る可能性の高い地域:バルトロメ島、フロレアーナ島、イザベラ島、フェルナンディーナ島

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ガラパゴスゾウガメ

「ガラパゴス」の名(スペイン語で「亀」の意)の通り諸島の動物の中でも主役的存在です。全ての種が島の固有種になっていて、それぞれ甲羅の模様や形が異なっています。かつてはほとんどの島で生息していましたが、諸島全体で20万頭以上が海賊など人の手によって殺されたと推測されています。現在は11島11種しかいません。ダーウィン研究所では保護育成プログラムが行われています。ロンサム・ジョージはピンタ島にて唯一生き残っていた種として保護されています。サンタクルス島ハイランド地区はゾウガメ保護区になっていて、訪れると野生ゾウガメが見られます。諸島最大のイサベラ島では5つの山ごとの固有種が存在していて、5種のゾウガメが生息している事から、大昔の時代にはイサベラ島は5つの島に分かれていたのではないか、と推測されています。

見ることが出来る可能性の高い地域:サンタクルス島、イザベラ島、サンティアゴ島など

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