北米のナイアガラの滝、南部アフリカのビクトリアの滝と共に世界三大瀑布の一つに挙げられるイグアスの滝はアルゼンチンとブラジルの国境をなすイグアス川とパラナ川のほぼ合流地点にあります。全長約4km、落差75～80mの断崖に大小300あまりの滝があり、最も水量の多い時期（おおよそ12～2月）には毎秒6万5千トンもの水量が流れ落ち、その水量は世界一ともいわれています。
イグアスの滝は1億2000万年前にはすでに存在していたと考えられ、人知の及ばないその自然美から、アルゼンチン側の滝は1984年に、ブラジル側の滝は1986年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ここでは、イグアスの滝観光を満喫する方法をご紹介します。
アルゼンチン側のイグアス観光は上部コースと下部コースから観光することができます。
上部コースはトロッコ列車に乗っていくつかのポイントで乗り降りし、イグアス最大の滝『悪魔の喉笛』の展望台を目指す、イグアスにきたら必ず訪れなければならないポイントです！
下部コースはゆっくり滞在される方に。流れ落ちる滝のマイナスイオンを感じながら遊歩道をゆっくりと散策できます。
途中、イグアスの滝観光を最大限に楽しむアドベンチャーボート“アベントゥラ・ナウティカ”の発着所もあります。
半日観光で訪れるのはイグアスの滝上部コース。
最大の見所『悪魔の喉笛』展望台への交通手段は、2002年から環境に配慮したトロッコ列車となりました。
列車には屋根しかありませんので、天候によっては肌寒く感じることも。ウィンドブレーカーなどがあると重宝します。
列車が終点駅に着いたら、約1.1kmの遊歩道（展望橋）を歩きます。水量が多い時期には濡れていることもしばしば。履き慣れたスニーカーがお勧めです。
太陽の光を遮るものもありませんので、帽子やサングラスなど日焼け対策も大事です。現地が夏にあたる11月～2月が最も水量が多く、あまりの迫力に圧倒されてしまうかもしれません。冬場の7月～8月は水量が少ない方ですが、『悪魔の喉笛』には水が通年流れ落ちています。
イグアスの滝で終日時間を過ごされる方は、下部コースの散策もお楽しみいただけます。 流れ落ちてくる無数の滝の音を聞いたり、鳥や動物たちに遭遇しながら遊歩道を歩いて観光をします。
大迫力のアドベンチャーボート“アベントゥラ・ナウティカ”にもぜひご参加ください。 水上から見上げる滝は圧巻です。時には滝の中にボートで突入することも。 終日イグアスに滞在すれば、イグアスの滝を上からも下からも、そして五感をフルに使って最大限に楽しんでいただけます。
イグアスまで来たら、ブラジル側も行ってみたい！という方も多いはず。
上記のアルゼンチン側半日観光と組み合わせた専用車ツアーか、2日間のイグアスじっくり滞在プランで足を延ばすことが可能です。
国境を越えて行くブラジル側では国立公園内を走るバスに乗るのが交通手段。
バスを降りたら、イグアス川に沿って整備された約1.2kmの遊歩道を歩きます。
遊歩道の終点には想像を超える壮大な自然の景色が待っています。
風向きによっては水しぶきを浴びることもあるのでカメラなどの管理には十分なご注意を。
※ブラジル側の訪問にはブラジル査証の事前取得が必要となります。
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